林齢構成.gifスギ、ヒノキのこの林齢構成に危機感を覚えます。

国産材をただ使えばいいってもんじゃないのです。現時点ではこれから伐期を迎える50年生の林が多いのですが、そのあとは激減。持続可能性を思うなら、伝統的な大工の技を持続していくことが大切。これから迎えるピークをすべて伐ってしまったら、”真っ当な木造住宅”ができなくなってしまう。もっともっと丁寧に今ある木材資源を使って、再造林をしないと...

スギ、ヒノキの無垢材の家造りをお願いいたします。無垢材の材料の欠点のほとんどは「材」の欠点ではありません。よい職人によい仕事を!!

最近の記事

2009年11月23日

桁丸太

桁丸太.jpg
玄関前の土庇の”桁丸太”、うつくしい。

ちょうどいい太さの丸太材。
長くて引き締まった材はなかなかないです。

棟梁の話しによると、この材でも少しだけねじれてるそうです。
「生きた材」をそのまま活かすには大工の技が不可欠。

こういう材はむろんそのまま活かしたい。
林業やる人の心意気が伝わってきます。
タグ:構造 桁丸太
posted by ひだまりミュゼ at 21:45| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

左官

左官工法の実際とテクステュアの表現
日本左官業組合連合会ホームページより

見てるだけでもなかなか楽しいです。
左官も大好き!!
タグ:左官 漆喰 土壁
posted by ひだまりミュゼ at 18:12| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月12日

縁を感じる... 土地探し

3年ほど前から土地を探している地区がある。
今日、地元の不動産屋さんに、前からお願いしていた物件をみせていただく。

訪れると、たまたま、売り主さんが庭の管理に来られていました。

庭のなかは、なにかホッとするような感覚。
落ち着く。。。
周辺の環境もとてもすばらしい。

売り主さんにこの土地や周辺のことをいろいろ教えていただく。
ものすごくいい印象。
とはいえ、予算の都合もあり、かなり難しい条件を出して帰宅の途に。

帰りのクルマの中で携帯電話が鳴ったが運転中。
帰宅後に不動産屋さんに電話すると、なんとこちらの条件でOKとの返事。

あまりの早さに驚く。
今日、実際に売り主さんにお会いできたことがよかったように感じます。

よくわからないけど、なにかいい感じ、縁を感じる。

そういうことが大事なんだと思う。
3年もいろいろ探して来て、3物件目。
前2物件もよかったけど、今日のような感覚ははじめて。

長い時間探していると、向こうから何かがやってくる。
そういう土地探しがいいんだと思う。
これから長い時間を過ごすのだから。
posted by ひだまりミュゼ at 20:18| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 土地の話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月11日

破風板と広小舞

破風板、広小舞.jpg
長い破風板(切妻屋根の妻側につく板材)の継ぎ手。
細長い”蟻”でつくられています。
棟部分は軒先より約1寸ほど巾を広げてくれてあり、できあがりが楽しみです。
ていねいな仕事に感激。

こういった細かい指示は図面には描きません。わざと。。。

その横にある長方形断面の材が広小舞(野地板の端部を抑える板材)。
ん? ずいぶん分厚いな。
今回の野地板は、1寸(約30mm)もあるんだった。
屋根屋さんが、野地板が下地だねと笑っておられました。

スギの1寸厚の板材を触っていたら、野地板にこの厚みは理にかなっていると感じる。いちばん暑くなる屋根の野地板。この厚みがあれば、断熱効果も大きい。野地板は屋根全面に貼るし。

合板の野地板だったら30mmは重すぎてまず無理でしょう。
板材だからできることって、まだまだあるように思う。
posted by ひだまりミュゼ at 16:58| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

建前〜貫.jpg
先週の土曜日の建前風景。

「貫」です。

屋根構造として、室内に「あらわし」にするので、化粧材でもあります。
とてもいい材!!

貫の噛み合い部の仕事もとても丁寧です。
posted by ひだまりミュゼ at 16:45| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月30日

込み栓

込み栓カシとナラ.jpg
込み栓です。
通常はナラ材が多いようですが、ごくまれに折れることがあるようです。
でも、込み栓が破断するのは、悪いことではないです。破断後は、ホゾと土台の間に食い込んで楔のような働きをするので粘り強い。しかも、修復も比較的軽微な工事ですむ。

今回は「カシ」を使うとのこと。
写真、左がカシ、右がナラ。

込み栓は、真っ当な木造住宅の要ともいえる重要な要素です。
これがあれば、かなりの金物を省くことができる。

いい大工が作った込み栓は、下手な金物よりもはるかにいいです。

しかし、十把一からげの法令では、「込み栓」ずいぶんとランクの低い扱いを受けています。おそらく、金物と違い大工や使用材によって巾が大きいため、低ランクに無理矢理あわせられてしまっているからでしょう。

もっと評価方法を考えなくては、いい技が残りませんね!!
長持ちする木造住宅も。
posted by ひだまりミュゼ at 23:07| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ここまで進化した“元祖”太陽エネルギー利用システム

エコプロウォッチ
低コストで省エネ効果大 いま見直したい太陽熱温水器
ここまで進化した“元祖”太陽エネルギー利用システム
取材・文・写真/イデア・ビレッジ 2009年10月23日

”社団法人ソーラーシステム振興協会によれば、太陽光発電が7〜18%なのに比べ、太陽熱温水器は40〜60%。標準的な集熱面積である6m2、蓄熱タンク300Lのシステムを導入すれば、1台あたり年間約445Lの灯油を節約できる。CO2排出量に換算すると、1世帯あたり20%だという。”

すでに80年の歴史がある「太陽熱温水器」をお忘れなく。最近はずいぶんカッコよくなっています。

なんといっても変換効率がすばらしい。
電気にするよりも、熱をそのまま使った方がいいに決まっています。
最近の製品だと、40-60%の変換効率があるし、なんといっても設置費用が安いのが魅力です。

太陽光発電は、これからまだまだいい製品がどんどん出てくるでしょうから、とりあえず80年の歴史のある「太陽熱温水器」という発想、安心感と現実的な節約を兼ねていてとてもいいですね。

電気を使う部分は、うまく太陽光パネルを組み込んでいますし、知らないうちにずいぶん進化しているのに驚きます。

昔は、ほんとうに回収できるのは、「太陽熱温水器」だけといわれていましたから、その進化系を今度取り入れてみたいと思います。
タグ:太陽熱
posted by ひだまりミュゼ at 09:12| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 性能/設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月28日

大工棟梁さんたちと話していて思ったこと

結局時代が変わっただけなのだということをつくづく感じた。棟梁たちはほとんど変わっていない。

施主の年収が少なくなって、これからの人はコストを意識せざるを得なくなる。将来も不安定。そういう時代になるといくら初期投資を多少増やしてでも長持ちする構造のしっかりした腐りにくい地場の無垢の木がいいとわかっていても、先だつものの重みを考慮せざるを得なくなる。

将来がわからないなかで、数千万円の借金を背負う訳にはいかない。

低予算でいい家を造る方法を具体的に考えていかないといけない。節があっても腐りにくいくて長持ちする構造のしっかりした家。

そのための最低限の仕様。その人の格というのは、資金力で決まる訳ではない。最低限の仕様が、格を決める訳ではないのだから、むしろそこにこそ設計が施主と棟梁の間でめんどうをみる意味があるんじゃないのかとつくづくそう思う。

それは、いつもの作品を売る有名な設計者では無理なのかもしれない。人はそれぞれ違うからその人の良さをいかに引き出すかにかかってくる。

設計者の紹介にこれをまとめなおして出したい。
posted by ひだまりミュゼ at 23:06| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月27日

「借地権」「定期借地権」の復活を願う

私が住んでいる日野市界隈の「新規戸建て住宅」にかかる費用は、土地と建物をあわせて少なくとも4000万円ぐらいは必要。それでも、1000万円の自己資金があるとして、3000万円の住宅ローンを組まなくては行けません。年収が500万円ぐらいはないと厳しいところです。

土地は、40坪と控えめにしても2400万円(坪60万円と安めに見積もって)。手数料や税金などの諸経費でだいたい2500万円。

ということは、建築にかけられる費用はわずか1500万円。30坪の家を建てるとして、諸経費を考えると坪単価は50万円以下。これでは、坪30万円以下を謳い文句にしている格安ハウスメーカーにせざるを得ません。(ちなみに、日経ホームビルダーの記事によると、格安ハウスメーカーの実際の坪単価は40万円台後半のようです。)

土地が大きな問題。

土地さえ持っていれば、建築に2500万円ぐらいは楽にかけられるようになります。そこで気になったのが「借地権」。

昔の庶民は、「借地」をして家を建てている。ところが、最近はこの「借地」が全くといっていいほど出てこない。近所の大家さんに聞くと「借地はもうしない」と判を押したような返事。借地料はなかなか上げられない。実際固定資産税よりも安い借地料がまかりとおっている。土地を取られたようなもの。。。

今後の日本の住宅を考える場合、「借地」がひとつ大きな話題になってくるように思います。なにか土地持ちの人にもメリットのある形で「借地」が再び流通することを願っています。

かくいう私も、「借地」について、いろいろ模索しているところです。

あまりにも「借地を借りる側:が有利になりすぎてしまった結果、あとに続く庶民が借地できないという状況になってしまっています。「借地の復活」は、内需拡大にとてもいい政策になると思います。
posted by ひだまりミュゼ at 22:41| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 土地の話し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

築30年の木造住宅

日野市内の築30年ぐらいの木造住宅をみせていただきました。

テーマは、
構造的に大丈夫か? リノベーションできるかどうか?

まず床下。
30年前で、しかも分譲住宅地内でしたので、予想どおりですが「米ツガ」でした。幸い、丘陵地で「地勢」がよく、土台や大引など木材には特に問題がありませんでした。

大事なのは「地勢」なのだということを再確認。

ですが、残念なことに基礎はちょっと残念。
次に小屋裏、ここも米ツガ。現時点で特に問題はありませんでした。

これまで、スギやヒノキの良い無垢材をみてきてしまった感覚から、ほぼこのまま住むのならばこれもまたよし(リフォーム100万円以下)、ですが、米ツガ材の家を何百万もかけてリノベーションする気にはどうしてもなれません。

「良い材」とは多分に感覚的なものなのでしょう。でもこの人の持つ「感覚」が、住まいで一番大切なものなのです。「なにか違和感がある」というところは大切にしましょう。
posted by ひだまりミュゼ at 21:42| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろないえ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする