林齢構成.gifスギ、ヒノキのこの林齢構成に危機感を覚えます。

国産材をただ使えばいいってもんじゃないのです。現時点ではこれから伐期を迎える50年生の林が多いのですが、そのあとは激減。持続可能性を思うなら、伝統的な大工の技を持続していくことが大切。これから迎えるピークをすべて伐ってしまったら、”真っ当な木造住宅”ができなくなってしまう。もっともっと丁寧に今ある木材資源を使って、再造林をしないと...

スギ、ヒノキの無垢材の家造りをお願いいたします。無垢材の材料の欠点のほとんどは「材」の欠点ではありません。よい職人によい仕事を!!

最近の記事

2009年02月20日

こんな法律で「長期優良住宅」ができるとは思えない...

「200年住宅」という言葉が一時マスコミに流れました(平成19年の5月ごろ)。
その後、名称は変遷し、「モデル事業」を募集するときには、「超長期住宅」へ(平成20年度)。

そして、昨年末(平成20年12月5日)に公布された法律名は、
「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」
になったんだそうだ。

まだ施行前だが、その講習会に参加してきた。
評価基準に関しては、複雑な割には基準がいいかげん、内容についても「劣化」と他の8項目が並列に並んでいるだけでバラバラ。

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posted by ひだまりミュゼ at 11:49| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

棟梁とつくる家

昨日は、二俣尾(青梅線)のA棟梁の取材に同行。
さらに、夜は日の出町で木材や住宅に関する情報交換。

棟梁がいった。
「昔の家は、解体すればそのまま別の場所でまた組むことができた。」
設計のSさんがいった。
「結局、長い時間かけてつくられた大工棟梁の知恵がいちばんいい。」
「デザインや個性的な家が、すまいの寿命を短くした。」
「和室など、ほんとうにいいところはボクのデザインじゃない。」
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posted by ひだまりミュゼ at 11:31| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

マンションリノベーション

LM206リノベ.jpg

マンションの和室です。

7年前に中古マンションを「東京の木」と「漆喰ワークショップ」でリノベーションした部屋です。
壁は、鴨居のラインまでスギ板張りにして、やさしい木目を活かします。
壁いっぱいまで貼ってしまうと重いので、そこから上は天井も含めて、漆喰にしました。

「漆喰ワークショップ」は、所沢の腕利きの左官職人小松さんに指導をお願いしました。な、なんと、北陸の金沢城の仕事の次が、このマンションだったそうです!!

私にとっても、なんとも思い入れのあるリノベーションです。

posted by ひだまりミュゼ at 22:25| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | リノベーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月07日

12年目の床フローリング(合板)

セキスイ床1.jpg

同じく12年目の合板の床フローリング。
表面に1mm以下の天然のナラ材が接着されているタイプです。

よく無垢材はキズがつきやすいのではないか?
といわれますが、合板フローリングでも同じようにへこみキズがたくさん付いています。

表面が欠けた場合は、このようになります。

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posted by ひだまりミュゼ at 17:09| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろないえ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月04日

12年目のシート貼り窓枠

セキスイ塩ビシート貼り.jpg
先日、中古住宅をみせていただく機会がありました。
大手住宅メーカーの家(軽量鉄骨造)の窓枠です。

窓枠に白木調の塩ビシートが貼ってありますが、紫外線等で色が褪せ、しわが寄ってしまっています。それでも、このまま使うということで、新しい住い手さんは納得されていました。そう、長く使うべきです。

無垢材ならば、洗いなど、いろいろな方法でメンテナンスができますが、新建材は基本的には取り替えるしかありません。

それでも、小屋裏をのぞくと、軽量鉄骨構造はピンピンしていました。
まだまだ20年30年と使えます。
鉄ならば、最終的にリサイクルできますし。

内装に関しても、そのまま使うもよし。
東京の木やしっくいなどでリノベーションするもよし。

なんだかとてもいい一日でした。

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posted by ひだまりミュゼ at 19:18| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろないえ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

火災警報機の設置義務化

消防法改正 住宅用火災警報機義務化

ちょっと話題になっている、火災警報機の設置義務化は、消防法の改正です。

”平成18年6月1日より消防法の改正により、 全国一律に住宅用火災警報器等の設置が 義務付けられます。”

こちらは、居室と階段室上部とのこと。

既存住宅の設置期限は市町村によって異なるようです。
ちなみに、東京都では平成22年4月1日までのところが多いようです。

24時間換気に比べると、こちらのほうが実効性がありそうです。

最近の火災による死因をみていると、焼死というよりも、有毒ガスによる死亡例が多いようです。なぜこんな若い人が逃げられないの?と思う例は、たいていの場合有毒ガスです。

昔の家では、有毒ガスなんか発生しなかったから、家は燃えても命までは大丈夫だったようです。やっぱり、無垢材だな。
posted by ひだまりミュゼ at 16:38| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

24時間換気の義務化ってシックハウス対策なんですけど...

建築基準法に基づくシックハウス対策について

”換気設備の義務付け:内装の仕上げ等にホルムアルデヒド発散建築材料を使用しな い場合であっても、家具等からもホルムアルデヒドが発散されるため、居室を有する全ての建築物に機械 換気設備の設置が原則義務付けられています。(令第20 条の8)”

う〜む。
ホルムアルデヒドを全く使用しない場合でも「家具等から発散されるため」って、家具にも気をつけている意識の高い人も、換気扇の取付が義務化ですか...

しかも、全部の「居室」です。
(リビング、ダイニング、キッチン、子供室、寝室などが居室にあたり、トイレ、浴室、洗面室、玄関、階段、収納などは居室に含まない。)


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posted by ひだまりミュゼ at 16:30| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

伐採後の林地更新証明が欲しい...

2月1日に、東京の林家で岐阜県森林文化アカデミーの原島さんのセミナーを聞きました。

 東京にはほんとうに森が必要なのか?
 東京で木を育てる意義はなにか?
 木のうしろに「森と人」が見えますか?


とても意味のある問いかけですね。

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posted by ひだまりミュゼ at 11:47| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 林業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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