林齢構成.gifスギ、ヒノキのこの林齢構成に危機感を覚えます。

国産材をただ使えばいいってもんじゃないのです。現時点ではこれから伐期を迎える50年生の林が多いのですが、そのあとは激減。持続可能性を思うなら、伝統的な大工の技を持続していくことが大切。これから迎えるピークをすべて伐ってしまったら、”真っ当な木造住宅”ができなくなってしまう。もっともっと丁寧に今ある木材資源を使って、再造林をしないと...

スギ、ヒノキの無垢材の家造りをお願いいたします。無垢材の材料の欠点のほとんどは「材」の欠点ではありません。よい職人によい仕事を!!

最近の記事

2009年03月30日

真壁の外壁からの雨漏りは「瑕疵」ではない

住宅瑕疵保険への対処法(3) 伝統構法の雨漏りは対象外か
2009/03/27 日経BP

” では、真壁造りの外壁からの雨漏りなど、保険金が支払われない雨漏りについては、住宅会社の自己資金で補修義務を果たさなければならないのかというと、そうではない。国土交通省によると、保険金支払いの対象から外れた雨漏りは、住宅会社が品確法に基づいて補修すべき瑕疵にも該当しないことになる。「工法の性質上、仕方のない雨漏りは瑕疵ではない」と、同省住宅瑕疵担保対策室長の住本靖さんはコメントしている。”

ほんものの真壁の外壁からの雨漏れは、かなりちゃんとやらないとなかなか難しいです。お寺のように実質平屋とか、総2階ならばまだしも、下屋がつくとほとんど無理です。
ラベル:瑕疵
posted by ひだまりミュゼ at 13:51| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 保証/瑕疵担保 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

住宅瑕疵保険;“告示仕様”のベタ基礎は不可?

住宅瑕疵保険への対処法(2) “告示仕様”のベタ基礎は不可?<訂正あり>
2009/03/26 日経BP

「告示仕様に従うベタ基礎」では不可なので注意。

そのほかにも、地盤調査、地盤改良など、各保証会社の設計基準があるので注意が必要とのこと。なんだかなあ、だんだん保証会社の設計基準でものごとが決まっていくようで、末恐ろしい。
ラベル:瑕疵
posted by ひだまりミュゼ at 13:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 保証/瑕疵担保 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

瑕疵保険の申し込みに必要な設計図書(4号建築物の場合)

住宅瑕疵保険への対処法(1) 必要な設計図書
2009/03/25 日経BP

確認申請以外に必要な設計図書は、
「基礎の状況がわかる資料」
「2階の状況がわかる資料」
「防水措置の状況がわかる資料」
の3項目。

とはいえ、矩計図があればいいので、ほとんど問題なし。
問題があるとすれば、「基礎」の状況でしょう。これに関しては、次のエントリーにて。


具体的に必要な設計図書は...
ラベル:瑕疵
posted by ひだまりミュゼ at 13:37| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 保証/瑕疵担保 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月17日

すべての「新築住宅」に10年保証

住宅瑕疵(かし)担保履行法」により、平成21年10月1日以降に「引き渡し」が行われるすべての「新築住宅」に、「保険への加入」または「供託」が義務化されます。

平たく言うと、これまでの「品確法の構造および雨漏れに対する10年瑕疵担保」に資力の確保を義務化したもの。

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ラベル:瑕疵
posted by ひだまりミュゼ at 19:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 保証/瑕疵担保 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月16日

槍鉋(やりがんな、やりかんな)

柱やりがんな.jpg
「やりがんな」で仕上げた柱。
なんともいえないやわらかさです。

竣工直前のお寺の本堂を見せていただきました。
鎌倉時代以前の造り様はすばらしいです。鎌倉さんのあとはもう最近の工法なんだそうです。なんとも時の流れが大きい世界です。

床柱だけでも「やりがんな」やってみたくなってきました(笑)。

やりがんな体験記はこちら
posted by ひだまりミュゼ at 22:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月01日

スギを活かすことがいちばんのエコロジー

スギ材は、やさしい。
香りもおとなしいけど好きだ。
ヒノキの突っ張った感じとは大違い。
今日の朝みせていただいたお宅のスギの床もとてもあたたかだった。
sugiita.jpg

その足で向かった午後、多摩動物公園で行われた小学生のワークショップを聞いていて驚いた(まあ、予想の範囲内ですけど)。

「花粉のでるスギを伐って自然の森にする」

と発言した小学生が2人ほどいた。わかっていない環境保護のおとなの人が発言しやすい間違いなのだ。

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posted by ひだまりミュゼ at 00:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 林業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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