林齢構成.gifスギ、ヒノキのこの林齢構成に危機感を覚えます。

国産材をただ使えばいいってもんじゃないのです。現時点ではこれから伐期を迎える50年生の林が多いのですが、そのあとは激減。持続可能性を思うなら、伝統的な大工の技を持続していくことが大切。これから迎えるピークをすべて伐ってしまったら、”真っ当な木造住宅”ができなくなってしまう。もっともっと丁寧に今ある木材資源を使って、再造林をしないと...

スギ、ヒノキの無垢材の家造りをお願いいたします。無垢材の材料の欠点のほとんどは「材」の欠点ではありません。よい職人によい仕事を!!

最近の記事

2009年07月04日

築30年の木造住宅

日野市内の築30年ぐらいの木造住宅をみせていただきました。

テーマは、
構造的に大丈夫か? リノベーションできるかどうか?

まず床下。
30年前で、しかも分譲住宅地内でしたので、予想どおりですが「米ツガ」でした。幸い、丘陵地で「地勢」がよく、土台や大引など木材には特に問題がありませんでした。

大事なのは「地勢」なのだということを再確認。

ですが、残念なことに基礎はちょっと残念。
次に小屋裏、ここも米ツガ。現時点で特に問題はありませんでした。

これまで、スギやヒノキの良い無垢材をみてきてしまった感覚から、ほぼこのまま住むのならばこれもまたよし(リフォーム100万円以下)、ですが、米ツガ材の家を何百万もかけてリノベーションする気にはどうしてもなれません。

「良い材」とは多分に感覚的なものなのでしょう。でもこの人の持つ「感覚」が、住まいで一番大切なものなのです。「なにか違和感がある」というところは大切にしましょう。
posted by ひだまりミュゼ at 21:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろないえ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。