林齢構成.gifスギ、ヒノキのこの林齢構成に危機感を覚えます。

国産材をただ使えばいいってもんじゃないのです。現時点ではこれから伐期を迎える50年生の林が多いのですが、そのあとは激減。持続可能性を思うなら、伝統的な大工の技を持続していくことが大切。これから迎えるピークをすべて伐ってしまったら、”真っ当な木造住宅”ができなくなってしまう。もっともっと丁寧に今ある木材資源を使って、再造林をしないと...

スギ、ヒノキの無垢材の家造りをお願いいたします。無垢材の材料の欠点のほとんどは「材」の欠点ではありません。よい職人によい仕事を!!

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2008年09月08日

「環(たまき)」基金...法正林を目指す

林業の基本は、

1)法正林(齢級ごとの面積を同じにする)
2)予定調和論(生長量分を伐るやり方)

の2つなんだそうだ。
でも、この2つは、同時に進めないとなりたたなくなる。

林齢構成.gif

日本の山の現在の状況は、1齢級(1-5年)から6齢級(26-30年)ぐらいまでが少なくて、それ以降に集中している(拡大造林と再造林の放棄のため)。

■法正林
 1齢級から15齢級まで森林面積が同じ状態になるようにする。
(15齢級を1ha伐ったら、1齢級を1ha造る。というような感じ。)
(ただし、1齢級は5年間なので、5年で造ればよいということになる。)

■環基金の目的
「6齢級(30年生)までは、環基金+補助金でつくる」
「15齢級(71-75年)を会で責任をもってきる」

1haあたり、環基金に最低「毎年30万円ぐらい」の収入があれば可能。
(下刈りなどはボランティアで行うとした場合)

by Mr.Inagi
posted by ひだまりミュゼ at 10:03| Comment(0) | 林業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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