
先日、中古住宅をみせていただく機会がありました。
大手住宅メーカーの家(軽量鉄骨造)の窓枠です。
窓枠に白木調の塩ビシートが貼ってありますが、紫外線等で色が褪せ、しわが寄ってしまっています。それでも、このまま使うということで、新しい住い手さんは納得されていました。そう、長く使うべきです。
無垢材ならば、洗いなど、いろいろな方法でメンテナンスができますが、新建材は基本的には取り替えるしかありません。
それでも、小屋裏をのぞくと、軽量鉄骨構造はピンピンしていました。
まだまだ20年30年と使えます。
鉄ならば、最終的にリサイクルできますし。
内装に関しても、そのまま使うもよし。
東京の木やしっくいなどでリノベーションするもよし。
なんだかとてもいい一日でした。
とはいえ、樹脂シート貼り木質建材は、廃棄物処理会社からはもっとも嫌われているようです。そりゃそうですよね。
樹脂シート貼り木質建材は、嫌われる建材の第一位です
木村木材工業さんのブログより
分別に手間がかかる建材ランキング(複数回答)
1位 樹脂シート貼り木質建材 75社
2位 化粧鋼板と石膏ボード 73社
3位 断熱複合パネル 53社
4位 遮音材付き合板フローリング 48社
5位 樹脂塗装した合板 38社
既に使っているお宅は、なるべく長く使ってあげてくださいね。
環境負荷の本質的なところって、廃棄物処理の会社がいちばんよく知っているんだと思います。
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