林齢構成.gifスギ、ヒノキのこの林齢構成に危機感を覚えます。

国産材をただ使えばいいってもんじゃないのです。現時点ではこれから伐期を迎える50年生の林が多いのですが、そのあとは激減。持続可能性を思うなら、伝統的な大工の技を持続していくことが大切。これから迎えるピークをすべて伐ってしまったら、”真っ当な木造住宅”ができなくなってしまう。もっともっと丁寧に今ある木材資源を使って、再造林をしないと...

スギ、ヒノキの無垢材の家造りをお願いいたします。無垢材の材料の欠点のほとんどは「材」の欠点ではありません。よい職人によい仕事を!!

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2009年02月04日

12年目のシート貼り窓枠

セキスイ塩ビシート貼り.jpg
先日、中古住宅をみせていただく機会がありました。
大手住宅メーカーの家(軽量鉄骨造)の窓枠です。

窓枠に白木調の塩ビシートが貼ってありますが、紫外線等で色が褪せ、しわが寄ってしまっています。それでも、このまま使うということで、新しい住い手さんは納得されていました。そう、長く使うべきです。

無垢材ならば、洗いなど、いろいろな方法でメンテナンスができますが、新建材は基本的には取り替えるしかありません。

それでも、小屋裏をのぞくと、軽量鉄骨構造はピンピンしていました。
まだまだ20年30年と使えます。
鉄ならば、最終的にリサイクルできますし。

内装に関しても、そのまま使うもよし。
東京の木やしっくいなどでリノベーションするもよし。

なんだかとてもいい一日でした。

とはいえ、樹脂シート貼り木質建材は、廃棄物処理会社からはもっとも嫌われているようです。そりゃそうですよね。

樹脂シート貼り木質建材は、嫌われる建材の第一位です
木村木材工業さんのブログより

分別に手間がかかる建材ランキング(複数回答)
1位 樹脂シート貼り木質建材 75社
2位 化粧鋼板と石膏ボード 73社
3位 断熱複合パネル 53社
4位 遮音材付き合板フローリング 48社
5位 樹脂塗装した合板 38社


既に使っているお宅は、なるべく長く使ってあげてくださいね。

環境負荷の本質的なところって、廃棄物処理の会社がいちばんよく知っているんだと思います。
posted by ひだまりミュゼ at 19:18| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろないえ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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