香りもおとなしいけど好きだ。
ヒノキの突っ張った感じとは大違い。
今日の朝みせていただいたお宅のスギの床もとてもあたたかだった。
その足で向かった午後、多摩動物公園で行われた小学生のワークショップを聞いていて驚いた(まあ、予想の範囲内ですけど)。
「花粉のでるスギを伐って自然の森にする」
と発言した小学生が2人ほどいた。わかっていない環境保護のおとなの人が発言しやすい間違いなのだ。
日本の木材の自給率は20%程度しかない。食料の40%より遥かに悪い。
要するに海外の森林に依存しっぱなしということです。
人にやさしいスギをもっと活用するのがほんとうのエコロジーだ。
スギは日本の固有種。
まっすぐに素直に成長する。
昭和30年代に造林しすぎて、確かにスギ花粉はたいへん。かくいう、私もスギ花粉症。
でも、今は、花粉のほとんどないスギが植林されている。たった、30年ぐらいの我慢。それさえも我慢できないなら、自然保護なんていうのは止めてほしい。
何回も書いているように、
日本のスギヒノキ林の林齢構成をみると、今あるスギヒノキをどんどん伐ってしまうとあとがない。ただ国産材を使うのはむしろよくない。大切に使い、そのあとちゃんと育林をしていけるのを条件にしないと...
まだまだ課題は山積みだ。。。