平たく言うと、これまでの「品確法の構造および雨漏れに対する10年瑕疵担保」に資力の確保を義務化したもの。
瑕疵の期間:引き渡し後10年間の瑕疵(品確法と同じ)
瑕疵の内容:品確法と同じく「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」
「保険」は、初回1回のみに掛け捨て(120m2の住宅で6-9万円程度)、引き渡しから10年間有効。売主や請負人などが、瑕疵の補修を行った場合の費用に応じて保険金が支払われます(てん補率80%以上)。万一、倒産していた場合には、買い主に直接支払われる(てん補率100%)。
対象となる費用:
1)修補に要する直接費用
2)調査費用(修補金額の10%または10万円のいずれか高い額。限度50万円。)
3)仮住居、移転費用(限度50万円)
4)紛争処理費用(1回1万円の手数料で可能。事業者側からも可能。)
保険加入時の現場検査
1)第一回目
基礎配筋工事完了時
2)第二回目
躯体工事の完了時または下地張り直前の工事完了時
設計施工基準
1)原則:建築基準法
2)例外:地盤調査、地盤補強および地業、基礎(基準法があいまいなため)
※詳細は保険各社の「設計施工基準」による。
※ただし、これまでとは違い、「不同沈下」も保険の対象となる。
ラベル:瑕疵