長い破風板(切妻屋根の妻側につく板材)の継ぎ手。
細長い”蟻”でつくられています。
棟部分は軒先より約1寸ほど巾を広げてくれてあり、できあがりが楽しみです。
ていねいな仕事に感激。
こういった細かい指示は図面には描きません。わざと。。。
その横にある長方形断面の材が広小舞(野地板の端部を抑える板材)。
ん? ずいぶん分厚いな。
今回の野地板は、1寸(約30mm)もあるんだった。
屋根屋さんが、野地板が下地だねと笑っておられました。
スギの1寸厚の板材を触っていたら、野地板にこの厚みは理にかなっていると感じる。いちばん暑くなる屋根の野地板。この厚みがあれば、断熱効果も大きい。野地板は屋根全面に貼るし。
合板の野地板だったら30mmは重すぎてまず無理でしょう。
板材だからできることって、まだまだあるように思う。
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