林齢構成.gifスギ、ヒノキのこの林齢構成に危機感を覚えます。

国産材をただ使えばいいってもんじゃないのです。現時点ではこれから伐期を迎える50年生の林が多いのですが、そのあとは激減。持続可能性を思うなら、伝統的な大工の技を持続していくことが大切。これから迎えるピークをすべて伐ってしまったら、”真っ当な木造住宅”ができなくなってしまう。もっともっと丁寧に今ある木材資源を使って、再造林をしないと...

スギ、ヒノキの無垢材の家造りをお願いいたします。無垢材の材料の欠点のほとんどは「材」の欠点ではありません。よい職人によい仕事を!!

最近の記事

2009年12月06日

天井板の手板

手板.jpg
なんと、和室の天井板でつくったという「手板」です。
反るから「枠」をつけたって、こんな高級な?手板みたことない。

手板は、大工が板一枚にいろいろな図面の情報を書き込んだもの。

先の番付も、手板とにらめっこしながら振っていきます。
共同作業になる刻みもこの手板があったればこそ。

手板なしの「木の家」なんてありえません。
「木でできた家」と「木の家」はまるで違います。

「回転寿し(さしみごはん)」と「寿司職人の寿司」の違いと同じ。
値段は高いけど、めっちゃ旨いし長持ち。うふふ♪
posted by ひだまりミュゼ at 19:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月03日

尺杖

尺杖.jpg
尺杖(しゃくづえ)です。
大工の手作りです。

表に、1尺から12尺まで。

◆ 1尺ごとに

◆ ◆ 3尺ごとに 

◆  6尺(1間)ごとに


右サイドは、1階の高さ寸法が書いてあります。
 2階床梁の天端(今回はレベルが2つある)、丸桁、和室、、、

左サイドは、2階の高さ寸法が書いてあります。
 棟木、各通りの母屋の天端、貫の位置、、、

これ一本にいろいろな情報が詰まっています。

高さ方向のモジュールは基本的には自由です。
このあたりはハウスメーカーではなかなか対応できないところ。

一家に一本ですね♪

なお、作り方や「書体」は棟梁によっていろいろです。
posted by ひだまりミュゼ at 22:01| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月28日

番付の風景

番付.jpg

この光景をみているだけで幸せ〜♪

きれいなヒノキの柱。
棟梁が一本一本にこれから「番付」(使う場所を決めること)をしていきます。

理性や知性ではなく、感性や野性の世界ですね。

ボクが信用しているのは”数字”ではありません。
”数字”ではなくて”人”を信用しています。
posted by ひだまりミュゼ at 15:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月23日

桁丸太

桁丸太.jpg
玄関前の土庇の”桁丸太”、うつくしい。

ちょうどいい太さの丸太材。
長くて引き締まった材はなかなかないです。

棟梁の話しによると、この材でも少しだけねじれてるそうです。
「生きた材」をそのまま活かすには大工の技が不可欠。

こういう材はむろんそのまま活かしたい。
林業やる人の心意気が伝わってきます。
ラベル:構造 桁丸太
posted by ひだまりミュゼ at 21:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

左官

左官工法の実際とテクステュアの表現
日本左官業組合連合会ホームページより

見てるだけでもなかなか楽しいです。
左官も大好き!!
ラベル:左官 漆喰 土壁
posted by ひだまりミュゼ at 18:12| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 棟梁とつくる家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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